N先生が懲戒解雇

 


N先生のビジネスレター作成するというクラスが終わり、新しい経理の授業に入っても先生の教え方を変えるわけでもなく、私に逆らうと成績で痛い目にあうと生徒に見せしめたもんだから、みんなは先生に媚びを売りに必死でした。フランコフォンたちでさえ、授業の前に必ず先生に食べ物などの貢ぎ物を渡す生徒がいるほど。それを遠慮なくもらい続ける先生も先生です。

 

それに習って、フランス語が苦手な中国人のOちゃんが、先生にある日ワインをプレゼントしました。しかし彼女はたぶんOちゃんが嫌いです。というか、Oちゃんはフランス語が苦手だから、あまり相手にしたくない生徒の一人です。そしてもらった直後にクラスメートの前で『私ワインが飲めないから、だれかほしい人いる?』と、失礼な提案をしてきました。もらった本人の前でやることじゃない。Oちゃんからのもらい物を口にしたくなかった、信用できなかった。たぶんそういうことだと思います。あんたら、中国人も私は助けるつもりないよっていうN先生の意志表示にも見えました。

 

Oちゃんはスーパープライドが高く賢い子です。彼女は次の日学校を休みました。

そして休んだ翌日彼女は学校に来て、私にこういいました『これは、誰にもいわないで。私は昨日名指しで先生のテストの恩恵を受けている人の名前を伝えて、彼女はテスト中にある生徒にだけテストで有利なるようにしていることを書いた手紙をディレクタイーではなくて、プリンシパルのデスクに匿名で置いてきた』と。。。

 

そして、N先生は学校に不正がバレて翌日懲戒解雇になったのです。その後恩恵を受けていた生徒たちは、N先生が辞めたことで、貢ぎ物や媚ではなく自力で合格しなければならなくなったので、N先生の解雇を聞いてかなり動揺していました。

 

辞めた後にもまだN先生とつながりのある生徒が、先生は密告により、解雇になったことを聞いたようで、誰が辞めさせた?と犯人捜しみたいなことが始まりました。私も疑われていた思います。『何か知っている』と直接聞かれたこともありましたが、『知らない』とだけ言っておきました。

 

そして、一番N先生の恩恵を受けていた生徒はその後ことごとく自力でテストに挑んだ結果不合格を食らい続けていました。

 

逆に私の学校生活は快適になりました。フランス語のできる人できない人関係なく平等に与えられるチャンスに勉強する意欲もわきました。新任の先生ははもちろんフランス語で授業してくれましたが、わかりやすい授業でした。特にアカウンティングのクラスでは大学で教えている先生でしたので、厳しくもありましたが、合理的な教えかたでした。

 

フランス語力はテストに合格するための大切な要素の一つではありますが、フランス語力に関わらず一定数が不合格になる結果を考えると、これは努力、情報力、要領、理解力、フランス語力など、それぞれの最低限の能力がないと合格できないというのが私の結論です。

 

まあ、こんな感じでDEPの始まって間もなくして、言語スキル、国籍差別があり、一難去ったわけですが、ASPでもN先生のバージョンダウンした差別先生、S先生が私たちのほtんどの学科を担当することになりました。しかも裁判内容のディクテーションや、法務的資料の作成など、難しい分野を担当していたので、超ハイレベルフランス語と先生の教えるスキルが必要でした。

次回はこの先生の差別とミスにより、私のテストが(一時?)不合格になった話をお話します。


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