モントリオール圏(CMM)を含めた3地域において警戒レベルを赤(4段階の一番上)に引き上げられ、渡航に伴う制限も厳しい最中に渡航するほどの用事もなかなかないとは思いますが、万が一必要な海外渡航がある場合、空港、機内の状況や検査までの流れや待ち時間などの参考にしていただければ、幸いです。
以下はモントリオール日本国総領事館にHPに6月から8月の間に日本などに渡航した方の体験談です。
モントリオールから日本帰国までの流れ(その1)
6 月 24 日
バ ンクーバー→成田
エアカナダ便(AC3)
●エコノミークラス内は乗客が少なく,1 人 3 席又は 4 席を利用できた。横になることはで きるが毛布の支給が無いため寒くて眠れなかった。飲み物のサービスや温かい機内食もなく,サンドイッチとミネラルウォーターが 3 回支給された。マスク,手袋,消毒液のセット も 2,3 回支給された。
●14:22 成田空港着陸。誘導され PCR
検査場所の手前でパイプ椅子に座って1時間以上待たされる(前の便の検査がまだ終わっていなかったため)。
●16:25 検査終了。その後自宅に向かう人は解散。ホテル待機の人は約 20 名,北ウイング 裏で休憩する。おにぎり,水等の軽食をもらいホテル行き専用バスを待つ。
●16:45 バスに乗り 10 分程で成田空港東横イン着。ホテル代とお弁当代は無料。夕食にサ バとチキン弁当,ロールパン 5 個入り×3 袋,お茶が支給された。朝食はスクランブルエッ
グ,ベーコン,パン,ヨーグルト,パイナップルジュース等。
●2 日目は丸一日部屋から出られないためエコノミー症候群対策で 250cc サイズのお茶が 毎食支給された。隔離部屋もかなり広く,ダブルベッド2つ。
●2 泊して 3 日目の朝 7 時には検査結果が口頭で伝えられた。後からメールでも結果が送ら れてくる。事前に予約していた成田の芝山タクシー(都内まで 25000 円で他社より安い)で
都内の滞在先に向かう。飛行機で眠れなかったので,ホテルで1日ゆっくり休むことができ 快適だった。
モントリオールから日本帰国までの流れ(その2)
8 月 10 日
モントリオール→バンクーバー→日本
1 モントリオール空港出発(06:00 時自宅発、06:15 空港着)
・入口は1つで、入口で係員 1 人から、コロナについて通り一遍の
質問を受ける。
・その後エアカナダのカウンターに向かうがガラガラ。自動チェッ クインを使い、18:30 セキュリティーへ。
・A50 ゲートで待機。バンクーバー行きフライト (AC303)は搭乗率 50%程度。座席一人置き。簡単なサンドイッチ
が出る。
2 バンクーバーでのトランジット(10:00 着。13:00 発までゲートで待機。)
・免税店は 1 件、サブウェイ等サンドイッチ店が 2 軒だけオープ ン。両替えの窓口が1つだけ開いていて、円に両替え。
・13:00 バンクーバー発(AC3) 。乗客はすごく少なく 50 人くらい。 8 割は成田トランジット組の外国人。自分の座席がある最後尾のセクションは乗客 10 人だけ。これではエアカナダは採算が取れないとの印象。
・機内で 3 回サンドイッチとソフトドリンクが提供される。横に なれるので楽。空調が寒い。スゥエット等防寒対策が必要。
3 成田空港到着
・14:00 着陸。トランジット組が先に降機。
・14:20 入国組が降機し PCR 検査に向かう ・14:30 PCR 検査待ち
・15:00
PCR 検査。
・その後書類確認に入り結果待ち。混んでいるため結果判明に 2 時間位かかるとのこと。現 在の方針は例外なく全員空港で結果を待つ流れにしている由。
・検疫官関係者による書類チェックでは、
①自宅に滞在すること、
②空港との移動にはレン タカーを使うこと、
③8/18 にカナダに帰国すること等を、確認して終了。
4 個人的感想 エアカナダの乗客が少な過ぎ。成田での PCR 検査手続きは覚悟していたよりスムーズとの 印象。空港での待合室、機内、成田での移動では、対人距離が十分確保されており、感染の
リスクは無し。
モントリオール空港到着時の流れ(ある入国者の経験談)
6 月 26 日(金)
フランクフルト空港→モントリオール空港
【機内】
●エアカナダを利用したが,機内サービスはミニマムに抑えられており,食事はスナック(サンドイッチ
2回)のみ,飲み物のサービスは水のみとなっていた。搭乗の際にマスク,消毒液,手袋が配布された。 機内は寒かったため,持参していた寝袋を利用した。乗客数は少なく,客室乗務員も少ない印象を受け
た。客室乗務員はエコノミークラスのスナック配布の際,防護服のような衣類を着用していた。
【空港到着時】
●到着後,機体の外に出た際,既に警察が3名ほど待機しておりパスポートの提示を求められた。同時に
新型コロナウイルスに関する留意事項が書かれたリーフレットを手交された。
●空港内は混雑していなかったが対人距離を置く必要があり,また職員が少なく入管窓口にて30分ほど待たされた。
●入管窓口にて自分の番になった際,滞在先・連絡先・個人情報を記入する書類をその場で手交され,記入後また列に並ぶよう指示を受けた。同書類記入後,さらに10分ほど列に並ぶ必要があった。 → ※同書類の入手可能場所はわからなかったものの入管窓口に並ぶ前にどこかで配布されている可能性もあるため,入手し記入した上で列に並ぶ方がよい。
●入国審査では,
①熱や咳がないか,
②体調不良ではないか,
③カナダでは14日間の自主隔離を義務づけているが理解しているか,
④食料品等の買い出しはどうするのか,
⑤滞在場所に同居者がいないか等 の質問をされた上で入国許可。質問を受けつつ入国審査官が作成した紙を手交され,同書類は荷物回収後,出口に向かう際に別の職員に回収された。
●荷物はスムーズに回収できた。複数の空港出入口が封鎖されており,利用可能出口は数箇所しかなか ったため,行列ができており,われ先に外に出ようとする人であふれていた。(私はその際に先を急ぐ方
にカートで後ろからひかれ,流血した。)
【空港での迎え】
●到着ゲート,出発ゲートともに入口の数が制限されていた。また,それぞれ使われている出入口には警 備員が立っていて,入場する人に対しては旅行者か従業員か聞いていた。
●空港に入った側にも警備員が待機していたので,単なる迎えや付き添いでは実際に空港内には入れな
いと感じられた。
以上、体験者さんからの情報でした。
3者、みな飛行機内の寒さについて仰っていますね。人がまばらのため機内温度が寒いのか、厳しい中でのフライトですから燃料経費削減のためなのかわかりませんが、長旅ですから、防寒は必要そうです。
日本の空港において、以前は検査待ちの際は自宅かホテル(宿泊費無料、飲食支給)で待機だったようですが、現在は基本空港で検査結果を待つようですね。
関東近辺以外の人にとって大変なところは、たとえ、陰性でも2週間の滞在場所で隔離のため、はタクシーやお迎えが難しいので、公共機関は使えないとなると、自身でホテル予約が必須になるわけです。もしくは、レンタカーで長距離を移動するしかないわけですが、それも難しいケースも多々あるのではないかと、想像できます。
カナダ入国の際はPCR検査はないですが、自主隔離を本当にしているか確認のため、訪問や連絡される場合もあるそうです。違反については日本以上に厳しく、罰金や禁固などの罰則で取り締まっています。
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