主婦、永住権をとって海外移住: モントリオールにおけるＰＣＲ検査の流れ

在モントリオール日本国総領事館に寄せられたモントリオールでの PCR 検査受診の流れですが、下記情報は、あくまで一例で状況により変わるとのことです。どこで、検査を受けたかや、検査までの流れや待ち時間などの参考になるかと思います。

1. ＰＣＲ検査の流れ（救急外来での例）

【受診病院】 CHUM Service d’urgence Pavillons C et D 1051, rue Sanguinet Montréal (Québec) H2X 3E4

【症状等】

• 8 月 28 日（金）の朝から悪寒がひどく、夕刻 4 時頃に 39.6 度の発熱。その他頭痛、軽い吐き気。

• 高熱であることから、811、911 に連絡。救急車が来るまで、約３時間待ち。救急隊が到着したが、コロナの疑いがあっても、病院でＰＣＲ検査はできず、翌日検査場に行くことを勧められる。

• 高熱のため一人での歩行は困難と伝え、救急外来に搬送してもらう。車内は患者を寝かせるスペースもなく、コロナの疑いもあることから、離れたところに座らされ、かなり警戒されている印象。

【救急病棟】

8 月 28 日（金）

20 : 00 救急病棟に到着。トリアージュなどの手続きを済ませる

8 月 29 日（土）

2 :30 ようやく診察室に通される。待ち時間は６時間半。

3 :00 診察開始。ＰＣＲ検査はあきらめていたが、高熱・頭痛・吐き気などの症状を話し、医師の判断で、ＰＣＲ検査と胸部ＣＴを受診。ＰＣＲ検査は、喉と鼻の奥に５秒～１０秒程。

4 :30 全ての検査を終え、胸部ＣＴが通常の状態であることから、帰宅許可。後日ＰＣＲ検査の結果（24 時間～48 時間）を知らされる旨伝えられる。

所感：

• ３９度の高熱でも、トリアージュの結果、優先順位は中程度であり、コロナの疑いがある患者が病院に来ることに対する警戒感、そこでの待ち時間も考慮すると、救急外来受診のハードルは高い。

• コロナの症状があるだけで救急隊員にもかなり警戒される。同伴者がいる場合は、救急車ではなく、タクシーで救急にかけつけるのが、最も負担が少なく、早い方法であると感じた。

• 基本、ＰＣＲ検査自体は病院ではなく、検査場で受けることになっているよう。

２．PCR 検査受診の流れ（予約ありの例）

【受診病院】 Clinique médicale 1851 1851, rue Sherbrooke Est, Montréal, H2K 4L5

営業時間: 月～金 08:30-16:00（州保健局経由で予約）

受診料: 無料

【症状等】

・9 月 11 日（金）朝次男（10 歳）が鼻詰まりの症状。いつものアレルギーだと思い普通に登校させる（公立小学校）。

・同日昼学校より電話。次男が発熱、のどの痛み、嘔吐があるとのこと。すぐに迎えに行く。帰宅後の次男の体温は 38.3 度。

・同日午後州保健局（1-877-644-4545 のフリーダイヤル相談窓口）に電話相談。症状のある本人のみ検査を受けるよう言われる（家族は自主隔離も不要とのこと）。予約不要の検査所は 4～5 時間待ちのため要予約の検査所を勧められる。郵便番号から割り出していちばん近い検査所（Clinique médicale 1851）は土日休みのため週明け 14 日（月）10:30 で予約。保険証番号を電話で伝え当日も持参するよう言われる。

・9 月 13 日（日）熱も下がり次男は元気に。

【当日(14 日)】 10:15 検査所到着。入口で手指の消毒及び付けていた手作りマスクを外し渡されたマスクを付けるよう指示される。複数の職員に案内され検査エリアへ。検査所はクリニックで通常の診察もやっており、検査ゾーン(zone chaude)と一般ゾーン(zone froide)に分かれていた。ケベック州保険証（RAMQ カード）確認、メールアド等の確認後、喉と鼻の奥に細い棒を突っ込まれる。

10 :30 終了。検査結果は陰性であれば 48 時間以内にＥメールで、陽性であれば 1～5 日以内に電話で連絡があるとのこと。結果（陰性）は 24 時間超が経過した翌日Ｅメールで届く