日本語の生徒さんの特長別、授業内容について

 

 

今年の3月から、日本語教師をはじめて約400回ほどの授業をこなし、80名ほどの生徒さんに教えてきました。ちなみに、私の場合は緩めのスケジュールで平日は1時間、週末だけ5時間の枠を空けて、そこの都合に合う人が予約をいれてくれます。

 

その多いわけでも少ないわけでもない経験のなかで、出会った生徒さんについて少しお話したいと思います。

 

まず、私は初めてお話する生徒さんには、必ず日本語を初めたきっかけや目標を聞いています。これは、趣味は何んですかとかの質問より個人的に優先的に聞きたいことです。今後の学習プランをたてるために大切な情報になります。

また、どんな勉強法でどのぐらいの時間を費やしてきたかで、なんとなくその人の日本語に対する情熱値みたいなのを知ってみたいと思っています。

 

もちろんこの質問だけ完璧にすべてを知れるわけではないんですが、その情熱値によって、その人の上達の速さもだいたい比例するので、情熱値が高い人にはレベルより少し難しいことを提供しても頑張れるし、その逆に情熱値が低い人には、日本語の勉強は楽しむことにフォーカスしようかなみたいな考えです。って言っても授業中の生徒さんの反応見ながら探り探りって感じです。

 

きっかけは様々ですが、よくあるのが日本のアニメや文化きっかけです。そこから、留学するまでに域に達する人もいます。個人的に興味があるので、この質問は結構しちゃいます( *´艸`)

 

そして、語学学校行ったり、日本に住んだことがある人、数年勉強続けている人は比較的、長期的に授業を続ける傾向にあるかなと思います。

 

逆に先週始めたばかりで、ひらがなも勉強したことないし、しかもPCではなく、携帯で授業を受ける人は割と思いつきで始めている感じなので、あまり長続きがしません。

 

だけど、例外的に私の生徒の中には、ひらがな自己学習しないまま、半年ぐらい毎週授業を続けている人もいます。マテリアルも送信して、ひらがなの自己学習をなんとなく促しましたが、おそらく自己学習をしないタイプのようで、一向に読めません。

だけど、PCを使っているので授業はスクリーン共有をしながら、文法を教えることは可能です。私が全部アルファベットで打ち直すので、効率はあまりよくないので、ひらがなの練習を授業の中で始めました。

90%生徒さんは自己学習でひらがなを勉強したのちに、会話クラスを取る人がほとんどですが、たとえひらがなを知らなくても、PCを使用して、定期的に授業を取る生徒はそれなりに習得できるものがあります。でも、携帯で受けている人には画面共有や、マテリアルの参照に限りがあり、とても効率が良くないです。

最初は携帯だったけど、私の提案でPCに切り替えてくれた生徒さんは、長いことクラスを続けてくれています。

 

日本語を教えていて思うのは、日本語は言語の中で一番と言っていいほど難しい言語です。特に、西洋の人にとっては文法構造も全然違うので、まさに宇宙語かと思います。

 

だから、本気がある程度ないと勉強し続けることができない言語かと思います。

 

すでに文法の勉強も終わって、会話の練習したいという人には、会話の中で文章の訂正をしてあげるだけです。ただ、毎回同じ会話を繰り返せないので、自分からたくさん話してくれる生徒さんじゃない場合は話題をある程度考えて授業に入るように心がけます。 

 

中には、テキストを使ったことがないという強者に出会いました。でも、会話がある程度成立しているので、こんな勉強法もあるのかと、少し驚きました!!

 

また、上級者になるとテキストブックを卒業して日本語の番組や本から学んでいたりします。彼らのリスニング力は素晴らしいと思います。

 

さっきも触れたように、何が目標なのかによって何に焦点を当てた授業にするか考えるんですが、例えば、日本に住みたいけど、初心者って人は、基礎からしっかりやっていくし、旅行目的の人には、旅行で使う文章のロールプレイしたり、また、上級者がペラペラになりたいなら、とにかくいろんな話題を展開するて感じです。

 

一番どうしよっかな~~ってのが、目的はないけど、なんとなく日本語はじめてみたくなったという生徒さんです。ある程度知識があるうえなら、まだいいんですが、まったくの初心の場合、どのレベルに達したいのかがわからないので、授業プランがたてずらいです。


とりあえず助詞について教えます。そして、文章作成して、そこに面白さを見いだせるか見いだせないかは、あとは本人次第なのかなと思っています。

 

生徒さんの中には下は11歳、学生、主婦、多種多様な国籍、年齢、職業(中には有名女優さんもいました!)の人と出会っていろんな刺激をもらっています。


今回は、無断欠席した生徒への対応についてお話ししようと思いましたが、またの機会にします(#^^#)

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