愛犬の安楽死

 


最近、愛犬のワクチン接種のために動物病院に連れて行ったとき、獣医師さんから安楽死の提案がありました。

 

老犬(先生曰く100歳越え)について食事は自分でできるかなどの質問をされました。食事は自分で見つけることができないし、支えがないと食べられません。

 

白内障で視力が落ちていることや、足の自由が利かず体を持ち上げることにも困難もあるからです。

 

先生は、食事をとっていても、かなり痩せているので、内臓に疾患があってもおかしくないこと、quality of lifeの観点から見ても苦しみを本格的に感じる前に今、見送ることお勧めされたんです。こんな長生きできてそれだけで幸せなんだということ。人生を全うしたと強調されていました。

 

家族で話しあう時間が必要だろうから、決断した時連絡くださいと言われました。

 

私は愛犬の手足の自由が利かないこと、目が良く見えないことを動物の視点であまり考えていなかったのかもしれません。

 

前は体をなめたり手足で自分の身体を掻くこともできたけど、それもできない。

 

動物の手足になるとしても、限界があります。きっと、ストレスもあるでしょう。

 

恐らく痴ほうもすこしあるのか、人間に興味を示さなくなり、しっぽもここ数年振っていません。

 

日本では最近安楽死についての考え方が変わってきているように見えるものの、安楽死が治療のひとつであり、飼い主の決断は務めであるという考え方まで浸透していないように思います。

 

あたらしい価値観と古い価値観が毎日ぐるぐるしています。

 

動物だけでなく、幸せの基準とか、生活の質についてとか真剣に考える時が来たんです。

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